え!
なおちゃんが泥酔で先に寝てしまい、一度寝たら起きないのはわかっていたので、デリへルの仕事に行った。常連さんだったので、巻けばいいやと思い、急いでホテルに出向いた。なおちゃんの家から自転車で5分のホテルだ。
終わり急いで戻ったら、消して行ったはずの電気がついていた。
やばい。起きちゃったんだ。あたしは心臓が停まるかと思うくらいに焦燥し、暫しうちに入れなかった。
意を決して部屋に入る。なおちゃんがぼーっと突っ立っていた。
あ?あ?
たがいに、あ?と言い合い、
あたしの方から先に、コンビニに行ってきたよ。
と、平然と言ってのけた。
だと、思った。なおちゃんが眠たそうな目をこすりながら疑ぐる余地もなく頷く。
ホテルでシャンプーも、洗顔も済ましてきたあたしだけれど、普段もわりとすっぴんなので、気づいてはいない。けど、予防線をはり、お風呂はためて出掛けたので、
なおちゃん、お風呂わいてるから入ったら。と、促し、風呂に入らせ、あたしもそのあとを追い一緒に湯船に浸かった。
あー、ものすごい罪悪感。
もうこのような危険なことはやめようと、心に誓うも、前のときもそう誓ったのに。
学習しないあたしだ。