本番強要

他のデリヘル嬢が本番をするので、当たり前のように本番を打診される。

あたしは無理です。と言っても、他は皆するのになんでダメ?と、?なことを言われる始末だ。

ヘルスじゃんか。本番がしたいならソープに行ってくださいと、まくしたてたけれど、無駄な抵抗だった。

すきでもない男に抱かれる背徳感と嫌悪感。

性を売る仕事は、心までも売らないとやってはいけない。

はやく、やめたい。

Illustrator

広告会社の面接に行った。元々はデザイン会社に従事していたので、面接時におこなわれる、簡易な広告作成もできるだろうと踏んでいた。

が、Illustrator CCという最新バージョンも相まって自分なりにパソコンがカスタマイズしてあり、とても使いづらかった。前の会社ではIllustrator cs6だったけれど、最新バージョンでもかなり相違会社あると感じた。好きな仕事だった。今日あらためて、制作してみてやっぱり好きな仕事なんだなぁ。と心底思った。

好きなことを生業にしている人は少ないと思う。惰性と生活。まぁしょうがなしに。サラリーマンは気楽などという思考で大半の人は働く。人間は働いて、お金を稼ぎ、美味しいものを食べ、温泉に行き、好きな人とセックスをし、趣味に興じて、生きている。死ぬのは皆同じ。ゴールはいつ訪れるかわからないけれど、テープを切るまで走り続けないといけないのだ。と、言ってみても、あたしは怠惰な女だから、風俗嬢をするわけで。

けれど、昼職が決まらないとなおちゃんに会いづらい。

決まってほしいな。

バスと電車

なおちゃんの家から自転車で最寄りの駅にゆき、電車に乗る。車なら30分もあれば着いてしまうあたしのアパートだけれど、車のないあたしの交通手段は電車とバス以外にはない。

なおちゃんが仕事から帰ってくるのを待ち、送ってもらおうと頭に浮かんだけれど、仕事から帰ってきて疲れているのに、あたしのために往復1時間の岐路は辛いだろうと、先に帰ることに決めた。

電車とバスと自転車。何気にプチ旅行だ。電車から見る見慣れた景色も、バスから見るありふれた光景もたまにだと、新鮮に見えるから不思議だ。

電車に乗ると思わす物思いに耽る。電車の醍醐味はこの物思いに耽るという行為かもしれない。窓の外に目を向け、このままどこかに消えてしまいたい。などと夢想しつつ、すぐ到着する駅にびっくりするも、あたしは岐路に帰る。

なおちゃんにはおにぎりを握ってきた。

洗濯物を干し、軽く掃除も。

明日は面接だ。

早く昼職決めたい。

パン

バターロールなんぞを焼いてみた。強力粉にカメリアドライイースト。砂糖、塩少々。たまご2分の1。

を200回こねたあと、バターを混ぜさらに、100回こねる。叩きつけて、こねまくる。このやろ〜という気持ちをこめてこねまくる。とてつもなく疲弊する。腕が痛い。曖昧な感じでこねあげた生地を丸めボールに入れ第一発酵。待つこと1時間。3倍に膨れ上がったそちらの真ん中に指を入れる。戻ってこなければ、発酵は成功。ガス抜きをし、生地を約10個に丸める。丸たら乾燥を防ぐため、濡れ布巾をかけ10分置く。すでにここまでで長く感じるも、次はそれらを成型。延ばし丸もバターロールの形にする。

10個やり終えたら、今度は第2次発酵。40分もまつ。

オーブンの温度を約200度にし、表面に焦げ目がつくまで焼く。8分〜10分。パン独特の匂いが鼻梁をくすぐり息子がお風呂から出てきて、パンくさいと言った。

焼いてるの。作ったの。

ふーん。

あまり、興味なさげだったけれど、焼き上がりのバターロールを2人でほおばった。

顔を見合わせ、とりあえずうまいね。と、微笑んだ。焼き立ては美味しかったけれど、時間が経つにつれ堅くなってゆく。

どうしてパン屋さんのパンはいつまでもふわふわしているのだろう。

やはり、買ったほうが美味しいし、つくるのはめんどくさいと確認をした日だった。

けれど、4つ食べた。マーガリンを塗って。

それなりに美味しいかったけれど、お腹が満タンで胃薬を飲む。

引きこもり

余りにも引きこもり気味で仕事欲もなく、ただうちで子どもにご飯をつくるだなけなので、写真を撮りに自転車に乗った。

シャッターを切っているときだけ、無心になれるのでそれはそれでいいけれど、現実逃避かもしれない。

まだ突き刺すような寒さではないけれど、もっと寒くなったらますます引きこもりになりそうー。f:id:aya-issue1228:20161208201747j:image

 

だれかの忘れもの。